| 2008/07/24 皆さんこんにちは! 週末は 関西フィル と香川の三本松でコンサート。四国の夏、海が真っ青で最高だった。 帝国製薬の160周年の記念コンサート。 帝国製薬ほどの会社なら高松の大きなホールを使うのは簡単なはずなのに、あえて地元の三本松にこだわり映画館を使ってのコンサート。 しかも、ホールを下見した 関西フィルの事務局長の西濱君の 「反響板があれば」 という意見をスタッフのかたたちが受け入れてくれて、すごいお金をかけて反響板をつけてくださった。そのおかげで音響は全く問題無し。楽しいコンサートになった。
お客様は地元のかたたち対象の公募で600人の客席に3000人の応募があったそうだ。 それに反響板のおかげでこれからもクラシックのコンサートもここで増えるだろうし、 関西フィル も定期的なお付き合いになりそうですごく嬉しい。 帝國製薬の徹底した地元へのこだわりは本当に文化だと思う。素敵だなぁと心が温まる。 この映画館と温泉施設、ホテルが併設した 「ベッセルおおち」 は真っ青な海を望む小さな半島の先端にあるリゾート地で、プライベートで来たくなった。 緑と潮の香りが強烈で、四国の夏を満喫してきました。 皆さんありがとうございました! 藤岡 幸夫 |
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| 2008/07/18 「Sachioの独り言」 「思い出のアプライトピアノ」 僕は東京にいるときは仕事部屋が文京区の実家にあって 近所のマンションから毎朝仕事部屋にチャリで通ってる。 最近マンションを引っ越した。実家からは自転車で20分くらい。 マンションの自分の部屋が広くなったので、実家の物置のような部屋の奥で眠っていた 思い出のつまった古いアプライトのピアノをマンションに運んでもらった。 このピアノは祖母が70年近く前に買ったもので、亡くなったおふくろも僕が子供のころよく弾いていた。 僕も幼稚園のころから中学を卒業するまで妹たちと一緒にこのピアノで勉強してたので 思い出がいっぱいつまってる。 高校生になってからは、オヤジが安い給料のなかから防音室と僕専用のピアノを用意してくれて このピアノを触ることはなかった。 ピアノには見覚えのあるキズがたくさんあってすごく懐かしい。 いろんなことを思い出しながら今日は一日中このピアノを弾いてた。 指揮者の夢を見てた小学生のあの頃の気分だった。 思えばこのピアノは僕が指揮者になった原点だ。 心が温まる一日だった。 藤岡 幸夫 |
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| 2008/07/15 和歌山のコンサートもたくさんのお客様ありがとうございました。 ソリストの米良美一さんの音楽は本当に深くて強い。そして米良さんと和歌山合唱団の 「花」 は久しぶりに振りながらすごく癒された。美しかった。 ![]() 和歌山県第九合唱団との夏のコンサートは今年で8年めだけど、今年はみんなよく頑張った!来年が楽しみだ。皆さんありがとうございました! ところで毎年和歌山に来ると夏を実感する。和歌山の緑の香りが大好き。そして緑に囲まれた和歌山城の雄々しさよ! 実は和歌山城を再建したのが僕の祖父の弟の藤岡通夫という人で、思い入れも強い。 今回のコンサートには珍しくオヤジも聴きに来た。 オヤジは73歳になるが、本業はレーザー工学者だが、その一方で蝶の収集家でもある。僕のコンサートの前日は蝶の仲間と和歌山で朝の6時から採集にでかけて夜の7時過ぎまで蝶を追っかけまわってたというからたいしたもんだ。 オヤジは今までに蝶の本も何冊か出版してるが、死ぬまでにまだあと3冊蝶の本を書きたいと言ってる。 オヤジも蝶の仲間の人たちもみんないい歳なのに少年のよう。素敵だね。 さて来週は一般非公開だけど関西フィルと香川でコンサート。夏の瀬戸内海が楽しみ。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS 昨日は姫路で来月振るオペラ「おなつせいじゅうろう」のリハーサル。 和歌山とは対象的に姫路城は気高い女性のような姿で、観るたびにその美しさに思わず息を呑む。日本っていいね。 藤岡 幸夫 ※7/13公演のevent reportはこちら |
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| 2008/07/12 皆さんこんばんは。先週の土曜は毎年恒例の吹田での七夕コンサート。 すごくいい雰囲気でたくさんのお客様ありがとうございました。 関西フィル &藤岡ならではの演奏だったと思う。今年の年末の吹田の第九が楽しみ。 明日は和歌山で毎年恒例の夏のコンサート。毎回和歌山県第九合唱団との共演がメインだが、今年はカウンターテナーの米良美一さんを迎える。ソロではもちろん
「もののけ姫」 など歌ってもらうが、合唱団と共演する 「花」 は聞き物だ。米良さんの唄は深くて強い。合唱団の温かい歌声と 関西フィル の美しい響きのコラボレーション。 毎年、吹田、和歌山で梅雨が明けて夏が始まり、滋賀シリーズで夏が終わるまであっという間だ。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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| 2008/07/03 チャイコフスキー 「交響曲第5番」 の話 ・・・ 2 5日の土曜日は吹田の メイシアター で毎年恒例の 「七夕コンサート」。 ホールの音響は素晴らしく、毎回たくさんのお客さんで雰囲気が明るくてすごくいい。 今回のメインは チャイコフスキー の 「交響曲第5番」。 以前にも書いたけと、僕はデビュー当時は チャイコフスキーの 「5番」 があまり好きじゃなかった。 メロディは美しいが、分かりやす過ぎて、例えば 6番の「悲愴」 と比べるとなんだか安直な気がしてた。 でも、やはり 1楽章 はよく出来てるし、2楽章 の美しさは絶品で、優雅な 3楽章 の品格の高さよ! また、専門的な話になるがこの"ホ短調"という調性(*1)が好きだ。 "ホ長調"は 「愛」 の調性と言われるが、これが"短調"になるとなんとも切ない響きがする。 僕が愛してやまない シベリウスの「1番」 や ブラームスの「4番」 も"ホ短調"だ。 ところで、僕がイギリスのBBCフィルの副指揮者になってすぐ オーケストラがこの曲を演奏して僕は客席で聴いていた。 4楽章のクライマックスで一瞬拍手がきそうになってしまうところがある。 日本にいるときはここで拍手が来たりすると、僕は分かってないお客さんがいるとアタマに来てたものだった。 その時のBBCフィルの演奏会では拍手が起きることもなく終わったので 演奏会後に団員さんに 「拍手がこなくて良かったね」 というと 団員さんは 「拍手が来たっていいんだよ。新しいお客さんが来てくれてる証拠だよ」 するとそばにいた他の団員さんが 「何言ってるんだよ!あそこでは思わずお客さんが拍手してしまう演奏をしなきゃいけないんだよ」 ・・・・・。 このとき強烈なパンチをくらった気がした。僕の演奏やお客さんに対する意識が決定的に変わったし クラシックファンの裾野がいかに大切か考えさせられた。 関西フィル とはこれまでに何度もこの チャイコフスキー の 「5番」 を取り上げてきてる。 長年付き合ってきた 関西フィル でしかできないこともあって本番は凄く楽しみだ。 4楽章の途中で思わず拍手がきてしまうような演奏を目指します (笑) それでは皆さん、土曜日は吹田の 「七夕コンサート」 でお会いしましょう!
PS 昨日は 関西フィル の理事のみなさんと団員全員が参加してのパーティーだった。関西フィル の 井上 礼之 (ダイキン工業会長) 理事長の集めてくださった理事の方々は財界のそうそうたる方々で (興味のあるかたは 関西フィル のホームページを参照してください) 、そのほぼ全員の理事のかたたちが集まってくださり、今後の 関西フィル のために本気で結束を固めてくださった。 感謝の気持ちでいっぱいだ。 今後の 関西フィル がどこまで飛躍できるか本当に楽しみだ。 藤岡 幸夫
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| 2008/06/29 今日の昼間は レクサス (トヨタの高級車ブランド) 主催のチャリティーコンサート。 チケットはレクサスディーラーのみの販売で、あっという間に完売したというからすごい。
レクサスブランドらしい素晴らしい企画だったし、きっと新しいクラシック&関西フィルファンをつかめたと思う。このコンサートは毎年催されるそうなので楽しみ。皆さんありがとうございました! (Event Report もご覧下さい。) ところで、今日のプログラムで エルガーの 「エニグマ変奏曲」 から 「ニムロッド」(第9変奏曲) を取り上げた。 エルガーが尊敬する親友を現したこの 「ニムロッド」 は本当に 優しく美しい ・・・・・。 実は僕が30歳代の頃は 「エニグマ」 の良さなんて全然分かってなかった。 40を過ぎて初めてその素晴らしさに感動した。 今日、指揮台で 関西フィル の奏でる優しく美しい響きを感じながら、まだ 関西フィル と一度も 「エニグマ」 (第1〜第14変奏曲) を演奏してないことに気がついた。 振りたくなった ・・・・・。 さて、5日の土曜日は、関西フィル と吹田で (素晴らしい音響のコンサートホールにめっちゃ明るいお客さん!) 毎年恒例の 七夕コンサート。 今回は ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」 で後半は チャイコフスキー 「交響曲第5番」 こういうコテコテのプログラムは久しぶりなんだけど実はかなり楽しみ。 チャイコフスキーの「5番」って、情熱的でエキサイティングな1楽章、4楽章が目立つが実は、2楽章はもちろんのことだが3楽章にかかってると思う。2楽章をどこまで深く、3楽章をどこまで優雅に美しく表現できるかでこのシンフォニーの演奏の品格の高さが決まる。 特に3楽章が難しい。 吹田の七夕コンサートお楽しみに! 藤岡 幸夫 |
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| 2008/06/27 今日の午前中は奈良の 帯解小学校 で 関西フィル のプレイヤーとワークショップ。 英語を使いながら世界各地の音楽を楽しむというものだけど今回は反省点がいろいろあったので 次回に生かしたい。 ところで 帯解駅 は無人駅で街並みも木造建築が多くめっちゃ癒された。 (帯解は万葉集にもでてくる?由緒ある街だそうだ。) 夜は8月10日姫路でやるオペラ 「おなつせいじゅうろう」 のソリスト合わせ。 今回このオペラを指揮するのは3回めだけど、作曲者の まえだしゅいち さんのセンスが抜群と改めて実感。 こんな言い方は失礼だが、冬のソナタ (このオペラが作曲されたのは韓流ブームよりはるか以前) が好きなひとには絶対おすすめ。それでいて決して安っぽくなく芸術性が高い作品。8月が楽しみ。
大好きな姫路城も相変わらず美しく、関西の歴史を感じた1日だった。 明日は 関西フィル とリハーサルで明後日は一般非公開のコンサート。 満席だそうで、どれだけ新しいお客さんをつかめるか勝負だ。 藤岡 幸夫 |
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| 2008/06/24 「Sachioの独り言」 昨日は久しぶりに仕事部屋を片付けてたら 20年前の 渡邊 暁雄 先生 のレッスンを撮ったビデオテープが出てきた。 先生が亡くなる1年前のものだ。 こんなビデオがあるなんてすっかり忘れていたし 先生が亡くなられてから僕が先生と一緒に映ってる動画なんて見たことないので ドキドキしながらテープを再生した。 コンクール前に先生のお宅でのレッスンを撮影したものだった。 先生と僕がピアノで連弾して録音したストラヴィンスキーのテープを使ってレッスンしたもので 先生の声と姿を久しぶりに見ることができて胸が熱くなる。 そしてとにかく僕がまだ27歳でめっちゃ若くてとっぽい ・・・。 おまけに僕の指揮が恥ずかしいくらい全然なってない。 それにしても渡邊先生は丁寧にしぶとく教えてくださってて改めて感動してしまった。 自分で言うのは変だけど、先生は僕のことを息子のように可愛がってくださっていて このビデオからも先生の愛情が伝わってくる。 先生の言葉をビデオの中のとっぽい僕はまるで分かってないし気がついていないけど 今の僕には分かるところがたくさんあって、本当に見てよかった。 気がつけば22日は先生の命日だった。 もしかしたら天国の先生が今の僕に何か言いたかったのかもしれない。
心が引き締まった。 PS このストラヴィンスキーのテープを録音したときは大変で 先生と2人でメトロノームを鳴らしながら連弾したのだけど 先生も僕も完璧主義でどちらかが間違える度に録音しなおしで 一日がかりで大変だったけどすごく楽しかった。 先生が間違えたときに貴公子のように上品だった先生の口から 初めて 「くそっ」 と言う言葉を聞いたのを鮮明に覚えてる。 懐かしい。 藤岡 幸夫
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| 2008/06/23 皆さんこんにちは。 昨日の千葉大のコンサートは雨の中、満席のお客様でみんなも頑張って盛り上がったね。 ソリストの船木さん、山崎さんをはじめトレーナーの先生方ありがとうございました。 千葉大は3年前に熱心なトレーナーの先生方から毎年指揮するように頼まれたときは 正直言ってあまり気がのらなかった。 アマチュアの仕事を引き受ける時間はほとんどないからだ。 それでも引きうけたのは、とにかくトレーナーの先生方が毎回僕のリハーサルにも来られてすごい熱意で 指導するからすごく楽しいし、毎回必ず新しい発見がある。 千葉大のみんなも根性ついてきてずいぶん成長してきたと思う。 それに僕も若者大好きだからリフレッシュになる。若い人たちっていいね。 (コンサートの様子がちょっとだけ Event Report でもご覧いただけます。) ところで今回の チャイコフスキー の 「交響曲5番」 には思い出がある。 学生オケにとってこの 「5番」 は誰でも一度は引く定番の曲で、僕も高校1年でオケでチェロを弾いていた時の定期のプログラムで、一年中この曲をさらっていたから、今でもチェロパートが全曲を通じて耳にこびりついてる。青春の思い出の曲だ。
デビューしてからは、チャイコフスキーの 「5番」 って見栄をきったところがあってあまり好きになれずしばらく指揮しなかったけど 関西フィル と仕事するようになってから何度も取り上げるようになった。 昨日の千葉大のみんなには 「恥ずかしい曲なんだから、遠慮するな」 とゲキを飛ばしてきけど、みんなよく頑張って予想以上にいい出来で楽しかった。 チャイコフスキーの 「5番」 は来月(5日)に吹田で 関西フィル と演奏するのでお楽しみに! それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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| 2008/06/17 昨日は 関西フィル とシンフォニーホールで東豊中千里青雲高等学校のコンサート。 みんなへんにおとなしくなくて、今風の若者って感じですごく楽しかった。 僕は時間のあるときはなるだけ学生さんたちのコンサートを指揮するようにしているが 今日のコンサートで少しでも多くのみんながクラシックと 関西フィル の魅力を感じてくれたら嬉しい。 コンサートのあとは当サイト管理人の岡野さんの家に遊びに行って旦那の料理した絶品の”鶏鍋”を堪能。 美味しかった〜。 (鶏鍋≒博多風”水炊き” 鍋なのに夏でもうまい!) 今日は親友の指揮者の 飯森 範親 が大阪に来てて 僕の行きつけの焼肉屋と彼の行きつけのBarへとはしご。
のりちかは同業者というより小学校の同級生みたいな関係。 楽しかった。 休養充分。 それではみなさんコンサートでまたお会いしましょう。 藤岡 幸夫 |